レーシック検査について
レーシック検査には、何種類かあります。最初に受けるレーシック検査が適応検査です。これは、角膜の状態などをみるもので、レーシックの手術が可能かどうかを決めるものです。適応検査は、角膜の状態だけをみるレーシック検査ではありません。
糖尿病などの内科的疾患などがあればレーシックは受けられないので、これらも適応検査の際に調べることになります。また、レーシックは夜間視力が落ちるハロ・グレアという合併症が出やすいといわれています。さらにレーシックを受けてしまうと、航空機のライセンスが取得できません。これらの点も、レーシック検査で確認することになります。
レーシック検査を行うのは、医師か専任の検査士です。専任の検査士がレーシック検査を行った場合、手術が可能かどうかの判断は医師がします。レーシック検査では、角膜の状態を調べるために瞳孔を開く点眼薬を使用します。これを使用すると、一時的にものが見えにくくなるので、レーシック検査の際は自動車で来院するのはやめましょう。点眼薬の効き目は3〜4時間持続します。
レーシック検査の後、手術を受けるかどうかを決めるのは患者自身です。レーシック検査は、あくまでレーシックが受けられるかどうかを見極めるものにすぎません。特別な理由がない場合でも、5人に1人の割合で不適応の結果が出るといわれています。
患者がレーシックを受けることを決めたら、レーシック検査の結果を基に手術日程などを決定します。
レーシック検査でコンタクトレンズ制限の期間が割り出せるので、それに合わせて手術を行うことになります。
コンタクトレンズ制限は人によって異なり、1〜3週間といわれます。コンタクトレンズの使用歴が長いほど、制限期間が長いと思っておきましょう。手術の前には、もう一度、医師による詳しい検査を行います。コンタクトレンズによって平坦になった角膜が元に戻っているか、視力矯正のためにどの程度、角膜を削るかなどです。
角膜を削る度合いは、患者がどの程度までの視力回復を望むかで決定します。また、この検査時に角膜が自然の状態に戻っていなければ、手術を延期することもあります。角膜が平坦なままだとフラップ作成ができず、手術自体が行えないからです。適応検査をクリアしても、術前検査で角膜が元に戻らず、手術を受けられない人もいます。また、術前検査で思わぬ眼病が発見され、レーシックが受けられない場合もあります。
お客様の声はこちら
|